■クレジットカード『信用情報機関』について
●個人信用情報機関
クレジットカードを申し込むと、カード会社は申込者の過去のクレジットカードやローンの支払い履歴などを調べます。
どうやってこれらの情報を調べるかというと、個人信用情報機関というところに問い合わせるのです。
個人信用情機関は次の5つの機関があります。
○全国銀行個人信用情報センター(全銀協/KSC)
銀行・信用金庫・信用組合・農協などの金融機関や銀行系クレジットカード会社・保証会社などが加盟しています。
○シー・アイ・シー(CIC)
ほとんどのクレジットカード会社が加盟しています。そのほかに保証会社や自動車ディーラーなども加盟しています。
○全国信用情報センター連合会(全情連/JIC)
主に消費者金融が加盟しています。
○シー・シー・ビー(CCB)
クレジットカード会社や信販会社のほか一部消費者金融も加盟しています。CICの会員とかなり重なっています。
○テラネット
消費者金融ほか銀行系・流通系クレジットカード会社などが加盟しています。
クレジットカード会社は、個人信用情報機関に問い合わせるだけでなく、情報を共有するためにカード会員のクレジットカード利用履歴を登録する義務を負っています。
また、全銀協・CIC・全情連は事故(3ヶ月以上延滞)情報について情報交換をしていますし、全情連とテラネットも事故情報を共有しています。
このことは「サラ金のローンを踏み倒した方は、クレジットカードが作れない」「クレジットカードの利用残高を踏み倒した方は、住宅ローンが組めない」などを意味します。
●事故情報の登録期間
全銀協 事故発生日から5年 / 延滞解消後は5年 / 自己破産10年
CIC 延滞継続中 / 延滞解消後は5年 / 自己破産7年
全情連 延滞継続中 / 延滞解消後は1年 / 自己破産10年
CCB 事故発生日から5年 / 延滞解消後は5年 / 自己破産7年
テラネット 事故発生日から5年 / 延滞解消後は5年 / 自己破産10年
※延滞継続中とは延滞が解消しない限り事故情報が消えないという意味です。
テラネットは、消費者金融が有する個人信用情報を他業種にも開放するために全情連が設立したものです。