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■クレジットカード『延滞2ヶ月』になると

●延滞2ヶ月とは

約定返済日から2ヶ月を経過しても全く入金がなされない場合、クレジット会社から厳しいペナルティが課せられます。

「延滞1ヶ月」が1、2回の発生であれば、その後に正常入金を続けることでクレジットの審査は通過可能です。
しかし延滞が2ヶ月になると、半年から1年は正常入金を続けないと、「社内ブラックリスト」の対象になります。


●クレジットカード(信販系)の利用停止

「初期延滞」の項で銀行系カードの利用停止について説明しましたが、そこから進んで、延滞が2ヶ月程度になると信販系カードでも利用停止になります。

利用停止になる延滞期間はクレジット会社によって多少異なります。
某大手信販系クレジットカードは延滞が2ヶ月になった日に即、利用停止となります。

さらに延滞2ヶ月となった時点で、クレジットカードをクレジット会社に返却しなければなりません。
2ヶ月間延滞したことによるクレジットカードの退会処分は自社データにも記録されますので、延滞2ヶ月の発生がたった1回だったとしても、今後そのクレジット会社のカードを再び持つことは厳しくなります。


●ショッピングクレジット、オートローンの商品引き揚げ

クレジットカードで残債がある場合や、ショッピングクレジット・オートローンの支払い延滞が2ヶ月くらいになると期限の利益(返済期日まで支払いをしなくてもよい権利)を喪失し、クレジット会社から一括返済を求められます。

この一括請求に関しては、利用中のクレジット会社から20日以上の相当な期間を定めて、その支払いを書面で催告されても期日内に返済ができなかった場合に行われます。

その一括請求もクレジット会社が支払い不能と判断すれば、クレジット購入商品などを引き揚げにかかります。

2ヶ月延滞まで起こしてしまうと、それが1、2回であったとしても、クレジットカードよりも審査の緩い小額のショッピングクレジットですら、そのクレジット会社では一定期間(最低1年)は審査に通らなくなる可能性が高くなります。


●他のクレジット会社における審査上の影響

延滞が2ヶ月続くということは、CICの入金状況に「A」(顧客の都合で未払い)が2つ連続することになります。

記録上は延滞1ヶ月を2回連続しているのと同じで、特に延滞が2ヶ月に及んでいる旨の情報は記録されません。

しかしその情報を参照したクレジット会社は、延滞1ヶ月を2回連続と同様に判断しますので、「延滞1ヶ月」で記述したように審査通過は困難になります。

         

クレジットカードのブラックリストとは

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